当店で初めて開催していただく展示が版画ということでとても嬉しい。版画家の作品をいつくか所有しているくらい版画は好きです。画一的でない雰囲気を見ていると表情があっていいなと感じる。
さて、今回展示をしていただく作家の山田理沙さんは兵庫県豊岡市の出身で、美術に関わる仕事をしながら、自身の作品を制作されています。モノタイプ、コラグラフ、シルクスクリーンなど、複数の版画の技法で構成された作品は、どれも1点ものになります。
どんな展示になるのか、当店での初の試みですが
人柄に触れて来る展示の日をお楽しみに。
以下、山田さんのインスタグラムより
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石の持つ美しさにずっと憧れがある。
最近は丸い形や線が気になっていて、石の形のような、偶然だけれど必然のような美しい形をなんとか作れないものかと少しずつ制作している。
打ち合わせに山香社に行った際、玄関に店主の中村くんが採取した石たちが飾ってあり、この空間には石みたいに飾らない素朴な美しいものが似合うなと思った。
ずっと高原や海辺に住んでいるからか、私が石を連想するときそこには水辺がある。
山の中を流れる川縁にある石やお店から見える湾の浜に転がる石など水の近くにある石たちに思いを馳せ展示のタイトルとしました。