夜のドライブ

雑記帳

アメリカ映画のジャンルの中に”ロードムービー”というものがある。人生に行き詰った時、旅に出て新しい道を歩むようなストーリーが主で、心境の変化があったときなんかに自然と観てしまうジャンル。

”さようならコダクローム”という映画を観ました。仲の悪い父と息子が旅をするという映画で特に変わったストーリがあるわけではないけれど、映画の終盤では涙が頬をつたるほど感情がこみ上げてきます。この映画、共感したり自分を主人公に置き換えたりとストーリーがわかりやすいが故にこちらの感情も揺さぶられます。

私が子供だった時、父に対する思い出といえば、夜にビデオ屋に連れて行ってもらったとか、旅行先で一緒に居酒屋に行ったとか、日常的ではない特別な出来事の体験をさせてくれたように覚えています。そういう私が父となり、子供を夜のドライブに連れて行ったり、昨夜観た映画のことを話したりするのは無意識のうちに父から影響を受けていたんだなと感じます。

子育てにおける父の役割って子供にとっての”特別なもの”をくれる存在であることなのかもしれないと思いました。

育児本とか読んでいても刺さることってないですが、こういう映画を1本観ただけで人生観が変わってくる。だから、映画鑑賞というのは価値があり、たとえ2時間を消費したとしても有意義な時間を過ごすことができるものなんです。

主人公の父が写真家でライカのフィルムカメラ家族の一瞬を切り取っていました。その姿がとても素敵だったので、棚にしまってあるローライを出してきて妻と息子の写真を1枚ずつ撮ったという話でした。

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